上七軒の交差点から七本松通を上がれば老松町で、日野草城の、猫の恋老松町も更けにけり、が思い浮かぶ。春の灯や女は持たぬのどぼとけ。ものの種にぎればいのちひしめける。見えぬ目の方の眼鏡の玉も拭く。日野草城は、三高京大を経て、大正十三年、大阪の…
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