この時期町中(まちなか)の和菓子屋は、水無月、みなづきと書いた紙を店先に貼り出す。水無月は、外郎(ういろう)の上に小豆を散らした三角形の餅菓子である。半透明の白い外郎は、平安御所の氷献上の行事「氷室の節供」の貴重だった氷を模し、小豆は邪気…
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