東山南禅寺の塔頭金地院(こんちいん)の書院に、長谷川等伯が描いた「猿猴捉月図」という襖絵がある。長く伸ばした片方の腕で樹の枝に摑まり、もう一方の腕を伸ばして一匹の猿が池に映った月を掬おうとしている。この「猿猴捉月図」は、仏典『大蔵経』の「…
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