2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

西洞院通(にしのとういんどおり)一条上ルの大峰図子町(おおみねずしちょう)に、大峰寺跡と説明札(ふだ)を立てた黒い門構えがある。平安時代、大峰殿とも呼ばれた、修験者の坊舎が立ち並ぶ大峰寺がこの地にあったのであるが、後に荒廃し、その証拠の、…

京都府立植物園発行の、週刊植物園五月四日号の週刊見頃情報に、ハンカチノキの名があった。この木の名前に記憶はあったが、実物はまだ見たことがない。東京上野桜木に住まいのあった頃、休みの日に木蔭のベンチに座りに行った小石川植物園に、ハンカチノキ…

西陣聖天雨宝院の庭の空を蔽うように枝を回(めぐ)らす赤松を「時雨の松」と呼ぶのは、幕末に参拝した久邇宮朝彦親王(くにのみやあさひこしんのう)が雨に遭って、その下に宿ったからだという。その当時の名は中川宮であった久邇宮朝彦親王は、伏見宮邦家…