おとろへのおもてになじむ初氷 飯島晴子。融けはじめた初氷は、その硬さが滑らかになり、水と分かちがたく水の面に馴染んだようだ。初氷夜も青空の衰へず 岡本 眸。櫓の声波ヲ打つて腸(はらわた)氷ル夜やなみだ 芭蕉。水よりも氷の月はうるみけり 上嶋鬼貫。銀漢や野山の氷相さやり 高屋窓秋。天の川の下、野山にあたかも互いが身動きできなくなるかのように氷が張っている。田の水の有たけ氷る朝(あした)かな 野沢凡兆

 「さらでも老ては僻(ひが)むものとか況(いは)んや貧(ひん)にやつれ苦にやつれ人恨らめしく世の中つらく明ては歎き暮ては怒り心晴間なければ左(さ)までには無き病気ながら何時(いつ)全快(なほ)るべき景色もなく哀れ枯木に似たる儀右衛門夫婦待ちわびしきは春ならで芳之助の歸宅(かへり)の遅さよ好き客ありて遠くまで行きたるにや━━」(「別れ霜」樋口一葉『一葉全集 第一巻』筑摩書房1954年)

 「福島第1原発、処理水タンク解体開始、放出後初、25年度までに12基解体方針」(令和7年2月15日 福島民友ニュース・みんゆうNet掲載)

 二条城、北堀。